3日間、生き残れ。『MEMENTO』1巻 感想・レビューもどき
MEMENTO -archivez- #1 南高 春告
MEMENTO -archivez- #1 南高 春告
※ネタバレ注意
memento...記念品、形見、思い出の種 (weblio辞書より)
archive...記録保管所、文書局、古文書 (weblio辞書より)
メメント・モリは機動戦士ガン○ム00やAqua Ti○ezの楽曲で知ってましたが
メメントはこういう意味だったんですね。
メメントと言えば映画も有名ですね。
▼登場人物 (メインキャラのみ)
主人公は遠藤 貞行くん
このポーズで何となく新テニの
全員テニスラケット持ってないやつを思い出したけどそこまで似てなかった。
遠藤くんは正義の味方に憧れるリア充高校生です。
どっかの誰かさんみたいですね。
何がきっかけで『正義の味方』を目指しているかは謎ですが
表紙の女の子、朱莉ちゃんにマジ切れするぐらい正義に固執しています。
幼馴染 雨笠 朱莉ちゃん
表紙の子ですね 表紙だと怖さを感じますが
喜怒哀楽の表情がとても豊かで
見ていて面白いキャラです。照れ顔も可愛らしい。
正直、彼女の表情は日常パートで延々と見たいぐらい魅力がある。
(シリアスパート、激怒も迫力あって良いが)
また主人公に対して健気で献身的です。
主人公もげろ(本当にもげそう)
恋人 日々野 由比ちゃん
1学年上の先輩キャラです。人当たりも良い優しい先輩。
すげぇ腹黒そう
遠藤くんと付き合い始めて4か月経っています。
▼あらすじ
平和な日常を過ごしていた3人。
そんな日常も、殺人鬼と出会い壊されてしまう。
殺されたはずの主人公・貞行が目を覚ますと
殺された日の朝に時間が巻き戻っていた。
白昼夢だと思った矢先、そこには凶器を両手に持ち
返り血で染まった幼馴染の朱莉と無数に転がる遺体が―――
(こんなカットばかりだけど日常パートでは可愛い女の子)
いわゆるループものです。
遠藤貞行を中心に殺人鬼による『劇場型殺人』によって
殺される3日間が延々と続いている世界。
貞行が死ぬことで起こるループから脱出しようと
ヒロインたちが奮闘していました。
通常は死んだら記憶がすべてリセットされる中、
何故か今回、死んだはずの貞行は記憶を継承しており
そこから物語が始まり、動き出します。
▼思った事
最初読んだとき思ったのは何かが足りない。
絵はとても綺麗で、朱莉の表情がコロコロ変わるのは
見ていて飽きないし可愛い。
ストーリーの展開が早いのかな。
劇場型殺人という設定は良いと思う。
かなり設定が隠れているはずなのだが紹介されずに
日常パートがすぐに終わったせいでキャラクターの、
特に主人公への感情移入が難しい。
・主人公が何故『正義の味方』に憧れたのか \冬木で聖杯がドーン/
・何故あれだけ尽くしてくれる
幼馴染ではなく先輩を選んだのか
主人公が鈍感で気持ちに気づかず、
先輩に告白されたからとかだったらぶん投げそう。
「朱莉と由比のどちらが本妻?」という友人からの問で
否定も何もしなかったから何かしらの感情はあるはず。
あと犯人が主人公を狙った動機が不明なので
2巻以降でそこら辺が丁寧に描かれれば面白くなりそう。
1巻だけでは判断できない。
ってかんじですかね。
今後の展開で充分に化けそうかな・・・。
▼おまけ 漫画1巻の裏表紙の文章
ナイフを片手に血まみれになった朱莉でーーー。
と、ありますがどう見てもナイフじゃない
もっと長くて凶悪な得物となってます(明らかに刀と鉈)
白昼夢のシーンでもナイフを手に持ってない状態だったのですが
・・・可愛いからいいや(脳死)
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