第3の世界、侵略された《日本連邦》での戦いを描く!「ガンスリンガーストラトス :ギガントマキア」 1巻 感想など
漫画:彼岸ロージ
※ネタバレ注意
&アニメ版ガンスト批判が多少ありなので注意
全2巻
▼作品概要的なもの
スクウェア・エニックスからリリースされたアーケードゲーム
賞金総額は1000万円というゲームにおける大会
でもトップクラスの賞金が用意された
「ガンスリンガーストラトス」シリーズ。
2丁拳銃型のコントローラー、ガンデバイスを用いて4対4の戦いを行う。
そのゲームと放送されてしまったアニメの世界観を共有しつつ、
全く新しい第3の世界の物語が描かれている。
▼大雑把な世界観説明
西暦2115年の2つの並行世界が融合し消滅し始めた。
一つは災害により無秩序な世界と化した日本「フロンティア・S」
一つは経済破綻をしてしまった日本「第十七極東帝都管理区」
互いの世界を守る為、歴史の分岐点である2015年の日本に降り立ち、
過去を改変し自らの未来へ導くために、
並行世界の自分たち同士で戦いをはじめる。
そんなお話し。
公式ポータルサイト
GUNSLINGER STRATOS - ガンスリンガー ストラトス | SQUARE ENIX
今年の5月12日にゲームの最終章となる3が稼働開始します。
コミック版は新たな第3の世界「日本連邦」での物語を描く。
日本連邦はゲーム内で現れた
第三勢力・アノマリーが侵攻してきている世界。
アノマリーの目的はわかっておらず、意志疎通も図れない化け物。
本作は過去世界へ赴いていないため並行世界の自分を見たことは無い。
(技術的・資材的に過去へ行く装置の完成が間に合っていない
というより敵の侵攻が激しくてそれどころではないと思われる)
ゲーム内では死亡したら未来に転送される設定だが、
漫画では「日本連邦」の世界で戦っているため命がけである。
登場人物
ジョナサン・サイズモア
日本連邦軍機動猟兵
漫画ではガグと呼ばれる2人乗りのロボットに搭乗する。
漫画版は軍に所属しているせいか性格がゲームより
少しだけ逞しく感じる。
ゲームでは自作のロボット・パンダグリュエル(通称パグ)に乗り戦う。
マックス
ジョナサンと同じくガグに一緒に乗る同僚。
本名は篠生 茉莉(しのうまつりか)
ゲーム内では改修した高機動ロボ・フレイヤに乗る
ツンデレお嬢様口調の女の子。
漫画では男口調のままジョナサンと共に過ごしていたようだ。
グレイハウンド大尉
作戦指揮官テラ子安。
ゲーム内ではアーロン・バロウズという名前。
常識人枠だった軍人。 \このステップだ/
ホークアイ中尉
おっぱい!おっぱい!
本名リュドミラ・ニコラエヴナ・イグナートワ
(通称リューシャ)金髪で巨乳のお姉さんその1
本作の癒し要素になると信じたい。アニメ版の扱いは許さん。
片桐鏡磨(かたぎり きょうま)
フロンティアでは暴力団・片桐組の若頭で
帝都管理区では名家・片桐家のお坊ちゃん。
漫画では片桐インダストリーの重役を担う。
自己顕示欲が高く、常に自分がトップであるべきで
唯我独尊の男であったが・・・。
竜胆しづね (りんどう しづね)
片桐インダストリーの重役付き秘書。
ゲームで人気(使用率)No1の少女。
腹黒いメイドであるが暗殺者の家系・竜胆の娘。
媚びた言動とその裏が見え隠れしている(?)ゲーム内での台詞
が目立ったキャラだが
漫画版は冷めたような印象。
竜胆オリカ
雇われた暗殺者。ゲームやアニメではオルガ・ジェンテインを名乗る。
竜胆しづねの実姉。
22歳だが帝都管理区の姿からよくBBAと呼ばれる。
巨乳のおね・・・えさん?妹はまな板
ドSでありながら並行世界の自分同士で嬲り合うのを楽しみにしている
ゲーム内では味方同士の仲を乱すトラブルメーカー。
レミー・オードナー
フロンティアSの住人。つまりゲームの世界のレミー。
過去世界へ赴く実験に失敗してこの世界へたどり着いてしまった。
残虐な性格の超能力者と称されているが
実態は口の悪い生意気な少年。普通の男の子に相違は無い。
アニメではフロンティア・S側のレミーは活躍することもなく病死している
などなど
▼感想
ゲーム『2』に追加されたストーリーモード(笑)という名の
お遊戯会よりは遥かにまともな出来であり感動した。
いいオリジナル要素だ。
しかし、世界観が異なるとはいえ、
確実に言える事は原作のゲームをやらないと
楽しめない作品となっている気がする。
名前や外見が異なっているがゲームに登場したキャラばかりなので
ゲームをプレイして登場キャラを予め知っていた方が良い。
公式サイトでも確認できるけど・・・う~ん・・・。
何となくゲーム未プレイの人を
軽く置いてけぼりにしている感が否めない。
あと戦闘シーンが何かが足りない。何だろう。
ガグのデザインが致命的にダサいせいだろうか。
たぶん全員で銃持って戦った方が面白味が増す。
ゲームをやってきた人には勧められるかなって
作品だと思いました。
アニメはオリジナル要素(笑)で大爆死
(円盤の売り上げは、先行でプレイアブルキャラ(水潟九美(CV水樹奈々))
を使用可能にするコードのお陰で売れた)
原因のひとつは作画もあるがストーリーで
置いてけぼりを喰らったことが大きいと思う。
キャラ登場→即死亡して退場。思い入れを抱く前に死んでいる。
キャラクターの魅力を引き出す前に死んでいけ!的な。
まさかの登場する前に死んでいるキャラがいたり、
ゲームとの差別化を図る為、ストーリーの進行の為に
死亡させるのは仕方がなかったとはいえ・・・
他に手は無かったのかと思う。
ガンスリンガー ストラトス:ギガントマキア(1) [ 森瀬繚 ] 価格:615円 |