マンガのかんそー

漫画(やゲーム、アニメなど)の感想を書いていきます

『マンガ ギリシア神話』1巻 感想など

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 漫画:里中満智子

 

図書館にあったので借りてきました。

※ネタバレ注意

 

ギリシア神話とは

古代ギリシア時代から語り継がれた伝承文化で、

地中海とその周辺の地域の伝説や

神話がベースとなっています。

登場する神々は人間のように悩み、恋をして

憎み合ったりもします。

 

 

▼1巻はどこまで描かれる?

混沌(カオス)から生まれた世界の始まりから

ゼウスが大洪水で人間を一度一掃したところまで。

 

 

▼登場するキャラ(有名どころのみ)

ウラノス

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ガイアから生まれたウラノス(天空) 

しかし妻はガイアというぶっ飛んだところから始まる。

ガイアの生んだ「キュクロプス(一つ目の巨人)」や

ヘカトンケイル(頭50に手が100本の巨人)」を醜いと言い、

血の底に追放した。それにキレたガイアは息子たちに

ウラノスを倒すように命じる。なんて親だ。

そして息子であるクロノスに陰部を鎌で切り落とされて

地位を奪われる。

ヒィ

 

クロノス

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父親であるウラノスを倒し、支配者となった

実の息子に倒されるという予言にびくびくしてる。

その為、生まれた自身の子供たち次々と飲み込んでいった。

しかし、ゼウスのときだけ、妻レアが用意した

ダミーである布に包まれた石を飲み込んだ。

なぜ気づかない。

 

ゼウス

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性交大好きおじさん 

長い間、君臨した神々の王。

クロノスに飲まれずに済み、嘔吐材を飲ませて兄弟を吐かせて

クロノスを追放することに成功する。

かなりの女好きで子供が多くいる。

何にでも変身ができ、

ありとあらゆる手段を用いて

女性と交わったとされる。

トラブルはだいたいゼウスのせい。

 

ガイア

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大地の化身。世界の始まりである混沌(カオス)から生まれた。

全ての生命の母的な存在。

子供である地下に追い込まれた巨人たちを助ける為に

息子に力を貸すが基本的にその約束は忘れられる。

 

アプロディテ

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切り落とされたクロノスの陰部が海面にぶつかり、

その泡から生まれた美の女神恋愛脳で

後にへパイストスの妻にされるが

アレスとの関係を持ったりする

いわゆるビッチ。 

 

ポセイドン

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ゼウスの兄であるが

吐きだされて兄弟の順序が逆転した説もあり

弟とされることもある。後に海の支配者となる。

海の神として高い地位を有する。

アテナの神殿でメデューサに求愛していて

処女神であるアテナはブチギレてメデューサ

化け物の姿に変えたという。ひどい話だ。

 

ハデス

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ハデスおじさん。まだ良識がある方。

冥界を管理する支配者。

ほぼずっと冥界にいる為

オリンポスの一柱としてカウントされていない。

ペルセポネに一目ぼれして連れ去るわ、

地上で生活できないために地獄の食べ物(ザクロ)

を食べさせるわと必死だった。

浮気の数は3兄弟の中で一番少ない。

 

ヘラ

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ゼウスの姉弟でありながら妻。

弱っているカッコウだと思ったら

ゼウスが変身した姿でそのまま迫られ妻となる。

嫉妬深い為、ゼウスと交わった女性や生まれた子は

全力で呪ったり迫害したりする女神。だいたいゼウスのせい。

 

ヘスティア

オリンポスの良心。良識を持った炉の女神。

常に炉の前でいる為、空気になりがち。 

 

デメテル

豊穣の女神。 怒らないと優しい性格。

娘はハデスの妻であるペルセポネ。

娘と会えない間は悲しみに暮れ、季節は

冬となる。

 

ヘパイストス

ヘラの息子。鍛冶の神。

醜いなどの理由でヘラに捨てられるが成長し

仕掛け椅子にヘラを座らせ拘束。

外す条件でアプロディテを妻にしたり

ある種、返り咲いた神

と思ったがあっさり浮気される。

あとアテナに精液かけた。(マジです)

 

アレス

ヘラの息子。戦神。なかなかの

イケメンだが頭が残念。

アテナには負けてばかり。

 

アテナ

ゼウスの頭から生まれた女神。

ゼウスはメティスとの子の誕生を

恐れてメティスをそのまま飲み込む。この一族変わらねえな!

ゼウスはあまりの頭痛にへパイストスを呼び、

頭を割らせた。そして誕生したのがアテナ。

知恵もあり戦神で処女神。

処女神であるため恋愛事は好きではない。

『一番美しい女神へ』と出された黄金の林檎を

自分の物と言っちゃう女神様。

(他はの候補者はヘラとアプロディテ)

 

アトラス

クロノス派のティタン神族。

ゼウスに負けて、タルタロスの奥底で天空が落ちてこないように

支え続けるという罰が与えられる。

イメージで言えば地獄で地面を下から支える感じだと思う。

(ゴットオブウォー並感)

 

プロメテウス

人間萌え 人を作り出した神。

どんなときも人の味方である。

ゼウスの怒りを買い、張りつけにされ、肝臓を大鷲に

喰いつばまれる罰を受けている。

彼の肝臓は一日で再生するが

喰われるときはもちろん激痛をを伴う。

 

アルテミス

レトとゼウスの子。

月の女神であり、狩りの女神であり処女神。

ブラコン。

 

アポロン

レトとゼウスの子。

太陽の神であり、理性の光。シスコン。

予言の力もあるイケメンだが…

 

ヘルメス

ゼウスの妾の子であるが

数少ないヘラから迫害を受けなかった。

商業・旅人・泥棒の神。

生まれた直後にアポロンの牛を盗むなど

かなりの知恵を有する神々の便利屋。

仲直りのしるしにアポロンに竪琴を作って渡す。

 

パンドラ

ゼウスが命じてへパイストスが作った人間。

パンドラ(全ての神からの贈り物)。

プロメテウスの弟、エピメテウスの妻として送られる。

好奇心旺盛でゼウスに匣を授けられ「決して開けてはならない」

と言われたが開けてしまう。これが有名なパンドラの匣

様々な負の感情が飛び出したが、最後に残ったものは

希望だった。ゼウスは人間に失望しつつ、これにより

人間が大人へと成長すると思い渡したようだ。

 

デウカリオン

プロメテウスの息子。

ゼウスは、自身が与えた悪意に冗長した人間を許さなかった。

洪水ぶっぱで人間を一掃しようと考えた。

それ気づいたプロメテウスは

息子に船を作らせ、大洪水の難を逃れる。

全てが水に飲み込まれたが

妻と共にパルナッソス山の頂きへたどり着く。

そこで掟の女神テミス

が現れ人を生み出す方法を教える。

言われた通り母の骨(大地の岩石)を投げながら

進むと次々と人が生まれた。

 

など

 

▼感想

ギリシャ神話の内容を漫画でわかりやすく

描かれています。

相変わらずのゼウスの

フリーダム具合よ・・・。

色んな本だと、

淡々に記述されて登場人物の多さと

似たような名前の神が

多かったりと混乱しがちですが

これはきちんと順序を追って

描かれているのでわかりやすいです。

漫画だと飽きがこないので

入門書としてはかなりお勧め。

 

▼その他

どうしてもパズドラや

ロードオブヴァ―ミリオンシリーズをやってたら

この漫画はちょっとビジュアルの

個性が薄すぎる感が・・・(こっちがオカシイのですがね)

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 △ロードオブヴァ―ミリオンRe:Ⅱより『アフロディーテ

 

登場人物多すぎて疲れた。

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